#
1. 基本的な心構え(OM=おもてなし) #
- 「自分は学生の味方である」ということを伝えることが基本の心構えです。
- 学生に安心感やプラスの感情を持ってもらうため、以下の工夫を行います:
- 学生は日本人(または日本語ネイティブ)と話すのがほぼ初めてで緊張しているため、まずは緊張をほぐし「味方である」と伝えます。
- 難しい言葉を避け、構文を丁寧に組み立て、重要語を強調して話します(例:「もし〜なら、〜ですか?」)。
- 可能な限り明るい表情(笑顔)で応答します。
- 日本人社員: 自分が初めて外国人と英語で話した時の感覚を思い出し、緊張を解く声かけをします(例:「今日は面接ではないので、緊張しないで大丈夫ですよ」)。
- 外国籍社員: 自分が初めて日本人と話した時の感覚を思い出し、共感を示します(例:「日本語の難しさはよく知っているので、緊張しないでいいですよ」)。
2. 事前準備 #
- AtoJコメント記入まで含め、トータル1時間で実施します。
- 学生の基本情報(履歴書など)を事前に確認し、面談に臨みます。
- 履歴書とFAST OFFERの登録内容を確認し、面談中に正しい情報(例:卒業年月の食い違いなど)を仕入れます。
- 登録大学が「others」の場合は、【設定】から新規作成で大学名を登録し、学生情報を更新します。
- どの会社におすすめできそうかを把握し、JDの内容(給料、業務内容、勤務地、会社規模)を伝えられるよう準備します。
- 面談しながら「Darwin」へメモを書けるように準備します。
- できれば大学のランキングを調べ、日本新卒の平均給料を現地通貨で伝えられるようにしておきます。
3. OM面談 質問事項 #
3.1. 自己紹介と基本情報の確認 #
- まず担当者が自己紹介し、相手に自己紹介を促して共通項を見つけ、話しやすい雰囲気を作ります。
- 呼び名は英語で聞くか、「○○さんと呼んでいいですか」と確認します。
- 大学名、学部、国籍を確認し、誤り(例:「science」のままになっている等)があれば適切に修正します。
- 大学院生には専門を聞き、カレッジ制の大学(プネ大学など)はカレッジ名も確認します。※専門学校の場合は原則OMを通しません。
- 卒業予定時期、卒業式、卒業証明書の取得時期を必ず確認します(CoE発行に影響するため)。また、予定通り卒業できるかどうかも確認します。
- 既卒者の場合: 卒業後の活動(職務経歴書を取得)、内定時の退職可能時期、退職ペナルティの有無を確認します。
- インド人で職歴有りの場合、現職からの職務経歴書取得が必須となるため、円満退職の重要性を配慮します。
- 既卒・就業中の場合、来日時の帯同者(妻子)の有無と来日時期を確認し、OMメモとAtoJコメントに【帯同者有】と記載します。
- 過去の日本での在留資格申請・取得歴(不許可の事実も含む)を必ず確認します。
3.2. 日本語能力(JLPT)の確認 #
- JLPTの有無を確認しますが、必須ではないため「持っていなくても大丈夫」と安心させつつ、面接でのアピールを促します。
- JLPT(7月・12月)以外の時期ならNATテストの可能性を疑い、正確な受験時期と結果を確認します。
- 取得済みの場合はCertificateの送付を依頼し、経歴詐称防止のためDarwinにも正確に入力します。
- 日本語力が不足している場合は、OM後「日本で働きたい理由」「FYPのサマリー」をメモなしで話せるように目標を伝えます。
3.3. 日本で働きたい理由 #
- 「なぜ日本で働きたいか(自国でできなくて、日本でできること)」を聞き出します。
- アニメなどの文化が理由の場合は、それは「住みたい理由」であると伝え、「働きたい理由」を深掘りします。
- 答えられない場合は、面接でほぼ100%聞かれるため、面談後に考えるよう促します。
3.4. 大学での勉強(FYPやインターン) #
- 卒業研究(FYP)について、できるだけ日本語(難しければ英語)で説明してもらいます。
- テーマ、選んだ理由、最初にしたこと、人数、役割、大変だったことと乗り越え方、結果、学んだこと、使ったスキルを質問します。
- 目的は日本語力の確認と説明への慣れであり、余裕があればPPT作成を促します。
- 1分以上続けて話す場合や、他人のプロジェクトを暗記している可能性がある場合は注意が必要です。
- インターン経験の有無や内容(または予定)も確認します。
3.5. 日本でやりたい仕事 #
- 理系の場合、専攻に合う職種なら問題ありませんが、合わない場合はビザ認可の懸念を含めて現実的なオファーの難しさを伝えます。
- 文系の場合、特定の職種(マーケティング、人事など)にこだわりが強すぎないか確認し、他の職種も提案します。
- アニメーターなどの紹介が難しい職種を希望する場合、他の仕事への興味を確認し、合意が取れなければNG予定とします。
3.6. 働きたい地域 #
- 働きたい場所(東京、都会、田舎など)とその理由(便利さ、知人がいるかなど)を確認します。
- 首都圏限定などの場合は、地方都市の優良企業や地方のメリット(生活費の安さなど)を提示します。
- 都会と田舎のイメージは国によって異なるため、認識のズレをなくすように確認します。
3.7. 企業に求める条件 #
- 希望年収(ボーナスを含めた年収)を聞き、日本の新卒平均給与(年収300-350万円)を伝えて相場感をすり合わせます。
- 大企業志向が強い場合は、日本の企業の99.7%が中小企業であるという事実を伝えます。
3.8. 両親の賛成 #
- 家族(特に父親・母親両方)が日本就職に賛成しているかを必ず確認します。※インド・中華系の学生は親の意見が強いため特に注意が必要です。
- 親世代や東南アジアの学生が持つ「日本の働き方に対する誤解(サービス残業、休みが取れないなど)」や、「忠誠心への誤解(長時間労働が誠実さである等)」を丁寧に解きます。
3.9. 入社タイミング #
- 入社可能時期を確認し、日本の一般的な入社月とすり合わせます。
- 台湾、韓国、タイ、エジプトなどの男性は、兵役の予定時期と期間を必ず確認します。
3.10. 就活の状況 #
- FAST OFFER以外での就職活動(Job Hunting)の状況、面接の進行度合い、内定の有無、内定承諾期限を確認します。
- 他のエージェントの利用や契約(ペナルティの有無)も確認します。
- すでに内定があり要件が高すぎる場合は、担当MSに推薦可能か確認します。
3.11. 宗教的配慮 #
- 宗教的な理由での行動制限(ハラール対応、お祈りの時間など)を確認します。
- 日本の労働環境(休憩の自由度やハラール環境の未整備)を伝えた上で、業務に支障がないかを確認します。
3.12. 日本語力&英語力の判定 #
- 日本語力: A(スムーズに会話)〜E(話せない)の5段階で評価します(会話の双方向性を重視します)。
- 英語力: 最後に英語で質問し(FYPの説明など)、A〜Eの5段階で評価します(英語圏以外は必ず記入します)。
3.13. 外為法抵触の有無 #
- 内定先以外の企業や政府機関との雇用・委任契約等の有無を確認します。
- 奨学金等の金銭授受や、その返済義務・免除の有無について確認します。
3.14. 面接会の日程や動き・渡航情報 #
- 面接会の日程(オンライン・来日型のスケジュール)を伝え、参加可能か確認します。
- パスポートの有無と有効期限を確認します。※ミャンマー学生はPJパスポートの取得状況も必ず確認します。
- 来日時の出発空港、ビザ取得の必要性と取得にかかる時間を確認します。
4. 面談後の学生への対応 #
- 合格の場合:
- OM面談を通す基準を参照し、次のステップへ進むことを伝え、PPT資料で説明します。
- 【VIDEO提出依頼 TRACK B】のメールテンプレートを使用し、期限(面談後5日、または翌週月曜日のマッチングMTGに間に合う日程)を設定して送信します。
- 提出物:エッセイ、FYPサマリー、FYP資料(PDF)、1分間PRビデオ、JLPT/NAT証明書。
- 極力次回面談日を設定し、AtoJコメントをマッチングMTGまでに完了させます。
- 判断に迷う場合:
- 社内で相談し後日連絡する旨を伝え、Teamsのチャット等で共有・確認します。
- 不合格の場合:
- 日本語力不足の場合: もっと勉強して数ヶ月後に再度面談する旨を伝え、Darwinのフェーズを【OM面談待ち】に変更し、次回の連絡月を入力します。
- その他の理由の場合: 結果連絡の期限を伝え、CSでフェーズを「過去接点ありNG予定」に変更し、指定日にコーポレートからお見送りメールを送信します。
- OMに来なかった場合:
- 15分待っても来ない場合は、リスケ依頼メールを送ります。
5. Darwinへの入力項目 #
- 面談後、学生ページの編集から以下の項目を入力します:
- 呼び名、AtoJコメント、特徴(理系/文系、専攻分野など)、OM担当、OMメモ。
- 日本語力、英語力、重要ポイント、入社タイミング。
- 性格(A:専門が合えば合格レベル 〜 E:面接にならない)、勉強(A:かなり良い 〜 E:全然ダメ)。
- 両親への相談、入社するか(こだわりの強さ A〜E)。
- 就活状況、国籍・地域、国内在住、学歴ステータス、上位大学。
- 宗教的配慮(配慮の内容はOMメモに記載)、Passport情報、Passport Expiry。